『山地さん。』

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ここのところ依頼を受けて図案を書いています。この暑いときに自宅で打ってつけの仕事

だったりします。秋に向けて色んなことの準備をしていますが、精神的にはスランプでも

あります。戦後最悪の景気の悪さにコロナに関しては、国も人もどう進んでいいのか全く

わからない。春は力を合わせて感染者を減らそうという方向性があったけど、その取り組みは

結果が出なかった。それが現状でしょう。あまりにも先が見えないし、取引先にも絶望感が。

自分はこれまで苦しいときも、うまくいかないときもお客様を目指してきました。今日成果が

出なくても、次を目指せがいいしあまり悩むこともなかったです。それが今はそれがボヤけて

きています。秋以降にイベント開催されるのか、お客様が求めているのか。考えてしまいます

聚落社を始めて10年。災害など世の中のテンションが下がるような事が多くて、その度に

ピンチに陥りました。今は戦後最悪とか世界恐慌以来とか。コロナもあって自分にとっても

最大の大波に飲み込まれそうな状況です。ここを凌げるか。この波は何年も続くかもしれない

どうなるかは神のみぞ知る。人の努力では変えれない。そんな状況が半年続いてるんですよね

画像の後ろ姿は山地さんです。聚落社は山地染工所でやっていますが、そのオーナーさんです

自分が京都の工場で勤め始めたときに最初に世話をしてくれた先輩でもあります。山地さんに

とって自分はくされ縁的な存在でしょうが、自分にとっては特別な存在です。この人との

出会いがなければ聚落社は無いし、何かの運命があるんでしょうね。聚落社がある場所は1つ。

山地さんの持ち物を借りてます。聚落社は世の中で本当に小さな歯車ですが、これをするのは

本当は山地さんだったかもしれません。自分も今の仕事内容を目指してた訳では無いけど、

運命か、人との出会いでここまできました。たくさんの素晴らしい経験をしてきましたが、

もしかして山地さんから奪ったのかもしれません。工場があるからこそチャンスを掴んで

これたんですよね。自分が山地さんを口説き落として借りているんで。そういう後ろめたさが

常にあるのと、もっともっと世の中に貢献できたら自分が工場を借りてる意味が出来る。。

この10年でそんなレベルに全然達してないんですよね。1番褒めてもらいたい人にいつも

後ろめたさがあるんです。この波を越えれるかわかりませんが、残りの力の全てを出して戦い

抜きます。今の自分は好きでないし、今の自分を山地さんに見てもらいたくない。応援して

くれてるのに、弱々しい。心が腐っている自分を見られたくない。今はドン底です。先を

悲観してるなんて自分らしくない。いつかこの人にお前はよく頑張ったって言われたい。。

聚落社があるのはこの人の応援があっての事で、自分の努力なんて小さいもんです。人との

出会いで成り立っています。少し心がスッキリしました。後悔のないように秋に進みます。

自分というものが乱れていることに気づきました。もう1回心を整えます。悩んでも苦しんでも

何も考えなくても、コロナが拡大しても、経済が崩壊しても秋は来る。思い切って生きるしか

ないんですよね。あとは運命ということで。。いつか山地さんと2人でビールかけをするのが

夢なんですが、絶対に嫌がるでしょうね。。